おはようございます。正田です。
真面目な話題を簡潔に。
三原市の国保制度をよくする会のちらしをいただきましたので、市議会の話題も含めて
私の考えを書いておきます。
国民健康保険税(以下、国保税)は、三原では約14000人が加入しています。
平成24年度から値上げをし、財政は黒字です。基金もあります。
(基金=いざというときの貯金の様なもの。)
黒字といっても50%は、法律で決まっている一般会計からの繰入金(法定内繰入)です。
国保税は2年ごとに見直しすることとなっています。
この度26年度の見直しで値下げをするべきだという意見が一部の議員から意見として
上がっています。これについて、値下げ提案が理事者から出れば、私も異論はありません。
但し、国保財政の運用については、これらの主張の方と若干意見が違います。
私は、基金(貯金)を切り崩すまでの値下げは容認できませんし、法定繰入以外の
法定外繰入を実施することも容認できません。
(法定外繰入とは、法律で決まっている以上に市町村独自で繰り入れるもの)
実は、福山市も尾道市も広島市も法定外繰入をやって、国保税は三原よりも安いのです。
しかし、これは、国保以外の加入者が、国保ために税金を負担しているということです。
国保税の見直し議論は、今後の市議会の話題になりますので注目してください。
実はこの議論は値下げが焦点ではなく、値下げの額が焦点なのです。
※ただし、値下げしない場合もあります。パンデミックなどを想定してある程度
基金としてプールしなくてはならないためです。
某団体の「値上げの阻止」、「1万円の値下げ」というキャッチには異論があります。
だれも値上げなんて言ってません。
1万円値下げをすれば、法定外繰入をしなくてはならない可能性が高いです。
誰に利益があり、誰に不利益があるか正しく言わずに値下げだけをいうのはダメです。
正しく、市民の皆様に情報提供すべきだと思いましたので説明させていただきました。
平成25年10月19日