こんばんは。正田です。
産科医療の充実について、12月議会の一般質問でやりましたが、
助言、指摘等いただきましたので、私の意見を述べておきたいと思います。
いろんな方に話を伺い、あくまでも私の一意見であり、これが答えというわけではなく、
今後も、医療に従事されている皆様をはじめ、いろいろな考え方をお聞きしバージョンアップ
したいと思います。
まず、前提として産婦人科医師不足は全国的な問題です。
しかし、三原では、産婦人科が民間個人病院で3病院、、民間大規模で1病院存在しており、
子どもを産める環境はあります。あるうちに対策が急務であると考えるため私が政治課題として
活動しています。
課題は、2点、現在の医療体制の整備および5年後、10年後に向けた医師確保の課題であると
考えています。
まず、1点目現在の医療体制では、
三原で産婦人科を運営する病院の選択と集中化を行い、行政が関与して医療体制の強化を行う。
病院間連携強化、分娩が行える病院集約などの方法があると思いますが、もちろん民間病院
人事であり行政が関与するには様々な課題や調整が必要だと思います。
助産師も同様、市内全体の助産師の維持確保は行政の支援がないと、難しいと思います。
2点目の5年後、10年後、に向けた医師確保の問題については、
医師確保のための、医師の待遇面での支援、待遇面というと金銭的なものばかり想定されますが
例えば、地元出身者の産婦人科医師を全国から探し、金銭面だけではなく、環境面でもサポート
することなどが挙げられます。
環境面というのは、「病院の人員、設備」、「医師の生活環境、休める環境」等です。
また、10年で1人前になるといわれる産科婦人科医療の世界では、先を見据えて、大学在学、
病院勤務の時代から支援をするなどの方策もあってはいいのではないかと思います。
これも行政が関与ぜず、民間任せにすれば、産科婦人科医療の消滅をまねくと思います。
産婦人科の先生は、はやく亡くなる方が多いそうです。激務で、緊急事態も多く、寝る時間も
不規則になる。これを何十年も続けられるのです。例えば、東京の学会等の勉強にいく、息抜きに
旅行に行くなんてことは、めったにできず、時間の多くを激務に捧げられている人が多いのです。
私が感じていることですが、三原市の行政は、産婦人科の医師の確保に関しての認識と取り組み
は甘いと思います。現状分析も表面的な現況のみ把握で長年おかれた労働環境まで理解されて
いるとは思えません。(もしくは、行政の仕事ではないと思われているのかもしれません。)
ただ、産婦人科医療は、社会的責任の大きい仕事だと思います。
もっとサポートする方策を今後とも検討して行くべきだと思います。
私は、この現状を分析、検討し、指摘していきたいと考えています。
また、今後とも関係者、市民の皆様には、様々な側面でご助言をいただければと思います。
平成26年2月5日