こんにちは。正田です。
つくば市に行政視察に来ています。現在は長岡市に移動しています。
視察の目的は、庁舎の整備についてです。
つくば市は、三原市とは事情が少しが違い、ベットタウン、研究学園都市で人口が増えています。
市長の交代で、凍結されたり推進されたりした経緯があり、検討から完成まで10年以上を
要したようです。
ここでわかったのは市長に考えと覚悟が必要であるということです。判断の全部を市民や有識者に
委ねてはいけない。自分の考えをもって市民に聞くべきだということです。
場所の選定は、中心市街地のあるつくば駅ではなく、その隣の学園都市駅の近くにされました。
つくば駅周辺は、検討したが、土地がなく、庁舎に要する敷地面積が確保できなかったようです。
しかし、学園都市駅は、庁舎建設のおかげで、駅を中心としたハブになっており、人口増の
街の勢いを感じました。コンパクトシティという考えは見受けられませんでした。
次に機能性についてですが、機能性、特にバリアフリー化は学ぶべきことがありました。
写真を添付します。低層階に広大な市民の手続きスペースがあります。
三原市でも庁舎検討検討会議で、高齢者や妊婦さん、子育て中のお母さんの使いにくさが
指摘されており、参考にすべき点が多くありました。
写真をみると豪華に見えますが、窓口のわかりやすさ、バリアフリー化について、
事務機器メーカーからの提案を受け、コストを抑え、機能的にされていました。
ビルは、7階建て、職員数を考慮するとコンパクトでした。6階部分に議会スペースがあるの
ですが、各種会議室を議会の用事だけではなく、共用しているとのことです。
予算については、当初140億円だったものを80億円弱までダイエットしたとのこと。
反省点としては、コンパクトに作りすぎて、執務の拡大に対応しきれず会議室を
潰してしまっていること、エコのために空調を一括管理にしたはよいが、階別に温度の
調整ができず、暑い寒いなどの問題があるとのことでした。
まちづくりの視点はあまりなかったような気がします。
機能性とコンセプトについては参考になりました。
明日、長岡市役所にも庁舎の整備について伺います。
二市の視察から帰ったから三原市への示唆としてまとめたいと思います。
平成26年7月3日