こんにちは。正田です。
三原市へ帰還しました。本日は長岡市の行政視察、昨日と同じ庁舎整備についてです。
長岡市は、全国に先駆けて中心市街地に市役所機能を移し、街の活性化に成功している
好事例で有名で全国から行政視察が殺到しています。
コンセプトは、「市役所は市の職員が仕事をする場所ではなく市民が利用する施設」
会議室等は、市民の活動に無料開放(営利目的は、料金はかかります)。
市民の活動施設に、市役所機能を持たせたというのが考え方であるとのことでした。
ここにある施設は、市民ホール、アリーナ、福祉カフェ、屋根付き広場、シアター、総合窓口
コンビニ・カフェがあり、市民によるイベントが、7月であれば25回開催されています。
駅前にくるとなんかやっているので行ってみようと思わせる。
イベントの仕掛けは、初年度は市が3割、民間が7割、現在は市が2割、民間が8割となり、
市民発のイベントが増えたとのことでした。
また、市のイベントでは一流のイベントの誘致(例えば大相撲など)を行い、駅前活性化の強い
思いを感じました。
一部を写真で下記に添付します。
イベントホールと市民活動スペースです。※朝早かったのでイベントは準備中でした。
次に総合窓口と議場です。
驚くべきは、議場がガラス張りで1階屋根付き広場の横に設置されていました。
この場所は、イベントもあり、軽く行ってお茶飲んでしゃべって帰るのも良し、敷居はたかくない
場所でした。地域商店街の経済的効果については、7割が現状維持、3割が売上増で
新店が増加したとのことでした。特に飲食店には効果があったとのこと。
私、個人の感想として思ったのは、よくこれだけの施設を覚悟してつくったなあと思いました。
安い投資ではなく(130億円)、中心市街地活性化に覚悟をもって取り組んだ結果で市民が
様々な側面で活躍できる施設を提供し、それが実を結んできたという感じでしょうか。
市民協働の好事例ではないかと思います。
三原市はこの事例を参考にすべきだと思います。駅や港、病院、福祉、図書館、マンション、
公園、城跡などをどのように機能的に回遊できる居心地のいい空間にするかこれからのテーマ
だと思いました。(本当は庁舎も活性化の寄与する施設として有力だと思います。)
但し、三原市にあったコンパクトで身の丈にあったもので三原の強みを生かせるのもが
いいと思います。
昨日のつくば市とは、全く違う考え方でした。どちらがいい悪いではないと思います。
ただ一つ共通したことは、トップが目指すべき姿を示し、市民、経済界、市民団体、議会を
リードし、実現したことです。三原に不足していることです。時間のロスは一番の無駄です。
私は、9月に駅前活性化特別委員会ができると想定していますのでそこで意見をして
いきたいと思っています。この知見を参考にしつつ、皆様のご意見や思いを伺い議員と
しての責務を果たしたいと思います。
平成26年7月4日