こんばんは。といっても書いているのは深夜です。
今日というか昨日というか、全国市議会議長会研究フォーラムで長野に来ました。
長野市は、第3の故郷、サラリーマン時代1年半を過ごした思い出の地です。
私は、故郷は三原ですが、いろんなところで生活したことがあるというのが一つの強みです。
今回の出張は、1泊2日、朝6時集合、12時に長野着、
名古屋から振り子電車に乗るという修学旅行以来の体験をさせてもらいました。
さて、1日目、何を学んだかというのを備忘録的に書いておきます。
このフォーラムのテーマは、「デジタル化が開く地方議会の未来」で
まずは、基調講演の冨山和彦さんの生産性向上の話、デジタル化の意義などの話は政策カフェで
報告することとしますが、私が興味を持ったのは、冨山さんの会社が、地方のバス路線の不採算路線の
バス会社を買収し、デジタルという手段を使って、生産性の向上を推進し、
赤字会社を黒字会社に、路線の維持発展をさせた事例でした。
こんな地域の地域交通が、生産性の向上で採算化できるの?という驚きがありましたが、
この事例は、深堀したいと思います。
徹底した情報分析による生産性向上が、地方でもそれなりにできるというものでした。
次にパネルディスカッション、これは議会のデジタル化の取り組みについて、
研究者の視点からと長野市議会の事例報告について行われました。
ここは、ポイントを箇条書きにしたいと思います。
近く三原市議会で行われる広聴委員会でも、意見提案していこうと思います。
また、私が日頃、問題提起していたことの再整理ができたというのが実感です。
①議会のデジタル化の意義は、議会(本会議・委員会)の効率化と市民とのコンタクトの2つの柱。
②デジタル化を活用して、片方向ではなく、双方向にすべき(インターネット配信にとどまる現状)
③タブレットを導入しましたというのがデジタル化の目的になってませんか?
④デジタル化を推進する際に、完璧を目指して前に進んでいないのでは?やりながら改善でいいんじゃない?
⑤デジタル化人材の不足(これは、議会に限らず行政・民間も)
⑥ファシリテーターから、若い議員の提案を老獪な議員が潰す。そんなことはやめましょう。
(会場から笑いが)
⑦市長部局のデジタル化は進む。議会だけが取り残されていくことが無いようにしましょう。
⑧デジタル化のコストは、クラウドにより圧倒的に安価になった。できることからどんどん進めよう。
私の役割としては、市民の皆様との意見交換の部分のデジタル化を意識して、たくさんの意見が
反映できるように改善していきたいと思います。
明日というか今日は、地方議会のデジタル化の取り組みについて、また学び頭を整理します。
今回は、コロナ禍のため指定席で、4階になってしまい質問したかったができなかった・・・・。
写真:パネルディスカッション
写真:資料
令和4年10月20日