こんばんは。正田です。
少し時間が経過しましたが、一般質問その2、倒壊危険空家についてです。
この質問はすでに5回目です。
危険な空家対策に、三原市は、助言指導を中心に熱心にこの問題に取り組んで、
一定の成果は出ています。しかしながら、2つの問題があります。
「危険な空家が除去されていない」
「除却のペースよりはやく危険な空家が増えている」
これが私の問題意識です。
30年後を想像してみてください。人口減と空家増加を考慮すれば、
三原だけではありませんが、地方都市は、廃墟の街になってしまいます。
活用が大きな話題ですが、除却は重要な課題なのです。
平成30年までの三原市の除却の実績は次のとおりです。
70件を特定空家に指定、そのうち所有権の確認できた58件中、16件が解体。
しかしながら、本当に危険な空家は、危険度が増し、件数は増えています。
皆様のおわかりの通り、空家は、本来、所有者が管理すべきですが、
適正に管理されないものについて、
行政は、空家特措法により、
助言 → 指導 → 勧告 → 命令 → 行政代執行
の措置が、できることとなっています。
要は、法律に基づいて、手順を踏んで除却を進めることができます。
しかし、三原市では、勧告まで進んだものはなく、助言・指導にとどまっています。
その先に進んでもらうために質問をしました。
答弁では、所有者の不利益になる財産権に関する措置は、周辺への悪影響の
程度を勘案し、勧告以降の措置についても総合的に取り組むとのことでした。
現在の 本当に危険な空家については、周辺への危険度が切迫している状況に
あります。
今後も倒壊危険空家の状況について、引き続き指摘・注視していきます。
災害時の倒壊危険空家の及ぼす影響についても述べました。除却は防災でもあることは
言うまでもありません。
※仙台市 ホームページから引用
令和元年9月23日